せやろがいおじさんのブログ

声を大にして言いにくい世の中のアレコレを、沖縄の海に向かって叫ぶ「せやろがいおじさん」。話題のニュースや、日々のアレコレ、撮影の裏話まで赤裸々に語っていきます。Youtubeチャンネル「ワラしがみ」に動画投稿中!

沖縄県民が言う「死なすよ〜」のチャーミングさについて

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沖縄に移り住んで早12年の月日が経とうとしている。

 

様々なカルチャーショックを受けたが、その中でも衝撃だったのが

 

割とエゲツない言葉を、フランクなテンションで言うということである。

 

例えば、沖縄の女性にご機嫌なジョークを放つと、なかなかの確率で

 

「死なすよ〜( ´ ▽ ` )ノ」

 

という言葉が返ってくる。

 

満面の笑みで、肩などをペシッと叩きながら言ってくる。

 

最初言われた時は

「え…あ、ん?死!?死って言った今!?」みたいな感じで驚きこそしたものの

 

「死」という言葉が持つ強烈なインパクトを凌駕するチャーミングさ、ポップさで全く嫌な気持ちにはならなかった。

 

むしろ、今ではそのギャップが病みつきになって

沖縄女性から「死なすよ〜( ´ ▽ ` )ノ」を引き出す為にジョークを乱発して、すこぶるご陽気なおじさんと化すこともしばしばある。

 

この話を聞いて

そんな言葉を使う沖縄県民は野蛮だ!

 

みたいなことは是非とも言わないで欲しい!

そういうことじゃないのだ!

 

実際やるわけないし!

関西人が言う「どつき回すぞ!」の「回す」と同じようなもんだ。

どついてる人は見たことあるけど、回してる人は見たことない。

 

それくらいの感覚で読んでもらえると幸いである。

 

その他にも、沖縄にはなかなかエゲツない言葉がある。

 

「たっぴらかすんど〜!」

 

という言葉があり、直訳すると

 

「圧縮するぞ」

 

という意味になるらしい。

 

あ、あ、あ、圧縮!?

 

人体にダメージを与える方法は数多あるが

圧縮という発想は無かった。

 

人体をどのようにして圧力をかけて縮めるというのか。

 

羽毛布団みたいにギュ!ってするのか?

 

だとしたら、かなり手間暇かけた攻撃方法である。

掃除機と大きなビニール袋を用意して

相手をコンセントの前に誘導して

更に相手をビニール袋に入れて

ビニール袋で密閉して掃除機の先っぽ突っ込む

 

工数が多すぎる。

めちゃくちゃ面倒臭い。

 

グーを作って相手の体に当てるだけの「パンチ」

足を前に出し相手に当てるだけの「キック」

 

等々のシンプルかつお手軽な攻撃方法がある中、圧縮という攻撃方法を選ぶ人は多分、出世しないタイプだ。

 

その他にも

 

「ひざうにむやーにもーらすんどー」

 

という言葉がある。

後輩のスズカーサーキットというコンビが漫才の中で使っていて学んだ言葉だ。

 

これを直訳すると

 

「膝を折って踊らせるよ」

 

という意味になるらしい。

 

これも大変奥の深いワードである。

 

膝を折る所までは理解できる。

すごく痛いし、攻撃として非常に効果的だ。

 

だが、なぜ踊らせる?

 

ちょっと楽しいじゃないか。

 

いや、一応は理解できる。

膝を折った状態で踊らせたら、すっごく痛いと思う、

 

でも、ただ相手を苦しめたいのであれば

「膝を折って長距離を走らせるよ」とかでいいじゃないか。

 

なぜ踊らせるのだ。

歌と踊りが好きな芸能の島に住む沖縄県民の陽気な県民性が出てしまっている。

 

悪口 (?)まで楽しいなんて、卑怯だぜ沖縄県民。

 

このように、本当に不思議な現象なのだが、沖縄県民には

エゲツない言葉を、圧倒的なチャーミングさとポップなテンションでなんだか楽しい雰囲気にしてしまうというアビリティがあるのだ。

 

 

そして、この沖縄県民が繰り出す「エグチャーミングワード」におじさんは憧れを抱いていた。

 

そして、この動画でおじさんも「エグチャーミングワード」チャレンジしてみた。

 

youtu.be

 

オチの部分である。

これも同期の岸本くんがギャグで繰り出すワードである。

 

もしも沖縄県民が繰り出す絶妙なニュアンスが再現できていたら嬉しい。

 

「なんかやな感じ」「面白くない」

と感じる方がいらっしゃった場合は、まだまだおじさんは修行が足りないと言うことだ…

 

今後もウチナンチュの魅力を身につけられるよう

 

精進するで〜

 

せやろがい