東京の旅【後編】
【3日目】
データフォルダを見てびっくりしたんだが、3日目以降の写真が1枚も無い。
恐らく2日目が充実し過ぎていて写真を撮りまくったので
撮りたい欲が賢者モードになっていたのだと思う。
兎にも角にも、記憶を辿りながら振り返っていきたい。
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まずは週間プレイボーイの取材を受けに集英社ビルへ
通称「ジャンプビル」
数多くの漫画家さんがここに原稿を持ち込んだかと思うと胸が熱くなる。
週刊プレイボーイというと、グラビアやセクシーな記事の印象があった。
これを機に読み直してみると、硬派な時事問題についても書かれていた。
そして、多くの専門家から話を聞いて丁寧な取材してるし、いい感じのバランスで論が着地しているし、普通にめっちゃ勉強になった。
取材も「時事問題を扱うことについて」といった骨太な内容について1時間30分ほど聞かれ、割とガッツリ真面目にお話しせて頂いた。
取材が終わり、担当記者の水野さんが嬉しいお声をかけてくれた。
水野さん「是非、せやろがいおじさんに書いて欲しい記事があります!」
おじさん「おぉ!是非とも!どんな記事ですか!?」
水野さん「AVのサンプルムービーを評論する記事です!」
なんやそれ!今回割と真面目な話しかしてないのにいつどの話のどの部分で
「コイツならAVのサンプルムービーの評論書ける!」って思ったんや!
てかそもそもなんやそのジャンル!
と思ったけど面白そうだったので即答で「やります!」とお返事をした。
やっぱりプレイボーイはプレイボーイだった(いい意味で)
ちなみに担当の水野さんとは4日目の夜に飲みに行って
「水野っち〜!」と呼べるくらいには仲良くなりました。
水野っちが話していたゲテモノ料理屋の話は気持ち悪かったです(悪い意味で)
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そして夜。トークライブの時間を迎える。
これまでの日程が充実していた分、肝心のトークライブがグダグダだったら台無しだ。
とか思って必要以上に緊張してしまった。
変に自分を追い込む考え方をしてしまうのが悪い癖だ。
ちり紙をゴミ箱に投げ入れる時も
「これを外したら一生芸人として売れない」
みたいな謎の縛りを付け加えて、ただのゴミ捨てが人生の岐路と化してしまうこともある。
せめて「これが入ったら芸人として売れる」とかにしたら楽しいのに。
生きるのがあまり上手くない。
ちなみにこの日の会場入りが16時だったのだが
おじさんが到着する前からすでに並んでいるお客さんがいてびっくりした。
スタッフさんと思って普通に挨拶してしまった。
「なぜこんなに早く…?」と尋ねると
「おじさんを近くで見たかったから」とのことで
より理解に苦しんだがありがたいことだ。
この方のお陰で少し緊張が和んだ気がする。
ありがとうございました。
諸々の準備を済ませていざトークライブ本番。
お客さんがとにかく温かく、こちらの緊張もすぐにほぐれて力を出し切れたと思う。
お客さんに助けられているようでは、まだまだである。
しかし、こんな素敵なお客さんがついた自分の芸に対して、少し肯定的な気持ちになれた。
余談だが、この日小さなお子さんがいてトークライブ中少しぐずっていた。
見知らぬおっさんが2時間も喋るのだから、退屈して当然である。
多少アンパンチ的なことがしたり、顔の一部をもぎ取って食べさせてあげたりとかしてたら良かったのだけど。
残念ながらアンパンチはできない。おじさんがやったらただのパンチだ。
頑張れば顔の一部はもぎ取れたかもしれないが、多分もっと泣いちゃう。
絶対に不味いし。
そんな中、LIVE終了後に他のお客さんがそのお子さんに声をかけていた。
「最後までよく頑張ったね〜」
「せやろがいおじさん好きなの?」
なんて優しい世界(;ω;)
もし「人間は極悪非道な奴らだから根絶やしにする」という化け物がいても、この光景を見たら「人間にも良い奴がいるのだ…根絶やすのはやめよう」ってなってたと思う。
そのほかにも、お見送りの際に沢山のお客さんと触れ合うことができた。
涙ながらに「会えて嬉しい」と言ってくれたお客さん
熱量高めに好きな動画を教えてくれたお客さん
正露丸を渡してきて「せやろがい!」みたいに「正露丸!」って言ってきたお客さん
僕の好きなAV女優「佐倉絆」ちゃんのお面を作ってきたお客さん
「マジでヤベェ奴がいるよ…」って思ってました。
写真撮影の列に並んでいて、ちょっとずつ近づいてくるのは立派なホラー体験だった。
マスクを応用して着用できるようにしているこのチープ感もたまらなく不気味だ。
話してみたら普通にいい人だったのでホッとした。
お面貰ったけど、どうしよう。
まぁこんな感じで、沢山の方々と触れ合うことができた。
そしておじさんはふと思った。
あ、47都道府県回ろう。と。
沖縄まで会いにきて、というのは図々しいので、こちらから会いに行くことにした。
まだ見ぬせやろがいおじさんを慕っている皆さんに会えるのが今から楽しみだ。
そして、47×2時間のトークライブを経た後、自分の話術がどうなっているのかも楽しみである。
来年で全部回る事を目標に取り組んでいく。
(あ〜あ、言っちゃった)
取り急ぎ、大阪でのライブが決定したのでお知らせ!
【詳細】
せやろがいおじさんのトークライブin大阪
日時:2018年12月23日(日)
開場:18時45分
開演:19時15分
料金:前売り2000円 当日2500円
場所:LIVE HOUSE39 大阪府大阪市東淀川区豊里4−14−6
ご予約の際は下記のメールアドレスまで、氏名と予約枚数を明記の上ご連絡下さい!
seyarogai0917@gmail.com
サンタくらい赤いおっさんがサンタより早く1日早くやって来るから
大阪のみんな遊びに来なあかんで〜!
せやろがい!
PS、急遽スタッフをお願いしたのに快く引き受けてくださったナインボールのヤッキーさん、まるごとゆーとくん、そして最高の環境とサポートを提供してくださったしもきたどーんの小栗さん、本当にありがとうございました!感謝!